#ミトコンドリア

ミトコンドリアとは、ヒトや動物の細胞の中でエネルギーを作り出しているのが「ミトコンドリア」という細胞内小器官です。細胞内の「発電所」とたとえることができます。

[構成]
ミトコンドリアを発電所にたとえると、水素と酸素を反応させるエンジンが「電子伝達系」で、電子伝達系によって駆動される発電機が「ATP合成酵素」です。エンジンと発電機の設計図は、ミトコンドリアの中のDNAと、核の中のDNAに分かれて保存されています。エンジンと発電機の主要な部品の設計図は、ミトコンドリアDNAの中に書かれており、ミトコンドリア自身の蛋白合成装置によって作られます。その他の部品の設計図は、核のDNAに書かれており、そこから読み出され、細胞質の蛋白合成装置によって作られ、ミトコンドリアの中に運ばれてきます。二つの系統の遺伝子産物が組み合わされ、エンジンと発電機ができあがります。

[働き]
ミトコンドリアは、食べ物から取り出された水素を、呼吸によって取り入れられた酸素と反応させて、その時に発生するエネルギーを使ってATP(アデノシン三リン酸)という物質を合成します。ATPは、神経細胞が興奮したり、筋肉が収縮したり、肝臓が物質を合成したりする時に消費されます。電気を貯められないのと同じように、大量のATPを細胞内に貯めておくことはできません。そこで、ATPの必要量に応じて、ミトコンドリアは水素や酸素をすみやかに反応させたり、あるいはゆっくり反応させたりして、呼吸の速度を調節しています。運動をすると呼吸や心拍が激しくなり、休むと次第におさまります。これはミトコンドリアの活動を反映しているのです。(東京都健康医療長寿センター公開講座「ミトコンドリア遺伝子と長寿」より)

4月18日から4回に分けて放送されるNHK「ラジオ深夜便」は、私たちにとって非常にためになる話と思われますのでご紹介します。
11:20~ ラジオ深夜便
▽ないとエッセー  「おなかをすかせて若くなろう」 日本医科大学教授…太田成男

NHKサイエンスZERO ミトコンドリアの新常識

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