恒常(性)体温

人間は、爬虫類、魚類、昆虫などの変温動物(外部の温度により体温が変化する動物)と違い、恒温動物である。

まず変温動物について一般的に言われていることは、自力で体温を安定的に保つことができないため外気温や水温などに体温が影響を受けやすい生き物であり、体温調節のために自身で能動的に産熱するのではなく日光などの外部の熱エネルギーを利用する。

それに対しいて、恒温動物は、気温や水温など周囲の温度に左右されることなく、自らの体温を一定に保つことができる生命体である。このように常に体温を一定に保たないと生命維持に支障が出ることを意味している。これは自身で産熱しているが、ペットの犬を見るとわかるが、人より心拍数が高いのは、血液を押し出す回数が多いということでもある。スポーツをすると心拍数があがるのと同じである。それだけ産熱しているわけである。しかし体温を一定に保つために汗腺から汗を出して体温を一定に保とうとする働きが恒常体温といわれる。

この恒常(性)体温の幅が広いか狭いかが体調に関連してくる。基本体温は、36.5度であるが常にこの体温を一定に保とうと働いている。しかしながら、現代人の生活環境と生活スタイルは、この恒常(性)体温36.5度から35.5度、あるいはそれ以下と下がっている。これは熱不足とも言える。ようするに産熱が足りないため、恒常(性)体温のレベルが下がってしまい35度台がいつの間にか一定に保つ体温となってしまっている。本来は、36.5度に保ちたいが、産熱できないといった方がいいかもしれない。

恒常(性)体温は、外気温や運動により体温が高くなると、発汗や皮膚血管の拡張で体温を外に放出させ体温を下げたり、逆に体温が低い場合は、皮膚の毛根の収縮と毛細血管の収縮により、熱を放出させないようにし、またふるえを起こさせ熱を出し体温を上げようと働くという「幅」が広いと健康を維持しやすく、逆に狭いと健康維持が難しく体調を崩しやすい。

もともと人間は、変温動物ではないので体温を上げるだけでは、なかなか恒常(性)体温のレベルを上げて維持できない。あげてもすぐに恒常(性)体温のレベルがあがるわけではない。そのためには、体全身の活性化が必要になってくる。

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